■プリンセス駅伝(19日、福岡県・宗像ユリックス発着点、6区間42.195km)

女子駅伝日本一を決めるクイーンズ駅伝(第44回全日本実業団対抗女子駅伝、11月24日・宮城県・仙台開催)の予選会であるプリンセス駅伝が19日、福岡県宗像市を発着点とする6区間42.195kmのコースで行われた。

上位16チームにクイーンズ駅伝出場権が与えられる今大会。16位で最後の切符を掴んだのは愛媛銀行だった。創部10年目にして初のクイーンズ駅伝切符を手にした。17位のニトリは20秒差で、クイーンズ駅伝出場権を逃した。

16位でフィニッシュした愛媛銀行

最終6区(6.695km)、クイーンズ駅伝出場権獲得へ向けた争いは熾烈を極めた。出場圏内ぎりぎりの16位でタスキを繋いだのは日立。わずか1秒後の17位でスタートしたのは愛媛銀行。18位のニトリは、日立と13秒差で6区に入った。

序盤でニトリの炭谷綺乃が猛追し、日立と愛媛銀行に追いつき、三つ巴の争いに。3㎞過ぎで日立の光恒悠里が遅れ始め、クイーンズ駅伝出場権争いはニトリと愛媛銀行の争いに。5㎞過ぎに、愛媛銀行の窪美咲がスピードを上げ、ニトリの炭谷を突き放す。差は広がり、そのまま愛媛銀行の窪が16位でフィニッシュした。

1区を走った松井晶は「すごく嬉しい。10年目という節目で、絶対にクイーンズ駅伝出場するという気持ちを持って、自分で絶対に良い流れを作るっていう強い気持ちでスタートしました」と笑顔を見せた。最終6区でアンカーを務めた窪は「17位でタスキをもらって、絶対16位以内でゴールしたいっていう気持ちが強かったので、みんなの力で最後まで頑張ることができました」と安堵の表情を浮かべた。