鹿児島県肝付町の全寮制男子校、楠隼中学校・高校は、来年度から男女共学化に移行します。新しく入学してくる女子生徒向けの制服が発表されました。

清潔感をアピールする白のブラウスに、落ち着いた色合いが基調のスカート。一方、気品が伝わるようデザインされたというジャケットとスラックス。
リボンとネクタイは、その日の気分で選べるといいます。

2015年に県立の中高一貫男子校として開校した楠隼中学校・高校は、来年度からの共学化に伴い、女子生徒用の制服を発表しました。

学校側によりますと、性的マイノリティへ配慮し、スラックス、スカート、ネクタイとリボンは、生徒が自由に選べるよう選定したということです。

今年の夏のオープンスクールで、入学を検討している女子児童や保護者の意見を参考にしたとしています。

(貴島邦伸 校長)「新制服も決まって、来年から男女共学がはじまるという気持ちを新たにした」

これまでは全寮制でしたが、共学化への移行で自宅通学も可能になります。