青森県弘前市で今シーズン初めて、リンゴの窃盗事件が発生しました。
被害にあった農家は、3日連続で収穫前の「ふじ」が盗まれているのに気が付いたとしていて、憤りをあらわにしています。

被害があったのは、弘前市蒔苗にある佐々木孝由さん(66)のリンゴ畑です。

警察によりますと、10月14日~16日までの間に2回にわたってリンゴ約330個、7万8000円相当が盗まれました。

いずれも、収穫前の「ふじ」が木からもぎ取られていました。

佐々木さんは15日、1度目の被害に気が付き放置していましたが、16日に2度目の被害を見つけ警察へ通報したということです。

被害農家 佐々木孝由さん
「手の届く高さの範囲で、下側のいいやつをもぎとっていく。10年くらい前から毎年。あまりにも、いいリンゴばかりもっていくので、交番へ被害届を出した」

佐々木さんによりますと、17日朝もリンゴが盗まれているのを見つけていて、3日連続で被害を確認したということです。

リンゴの窃盗事件は弘前市で今シーズン初めてで、警察はパトロールを強化するなどして警戒にあたっています。