戦後80年、4人は作品の制作を通して無言館、戦没画学生と向き合いました。

窪島誠一郎館主:「びっくりしました。無言館という空間がね、再現というよりは4人の若者によって脚色され、新たな舞台化された劇場に入ったような。この青山の舞台には、確かに彼らのエネルギッシュなエキスは、熱量は受け取ったけど、ある意味でもっとゆるやかに自由になっている、だからあいつら、あいつらって画学生ですよ、あいつら嫉妬してますよ、しかもそれ80年たってね、感慨深いですね」


学生たちにとっても自分を見つめ直すきっかけになったようです。


帖佐小雪さん:「他者の眼差しとか、見ている色とかそういうテーマが結局自分が一番興味のあるところに戻ってきた気がするから、無言館に行ったことで改めてそれを見つけられたような感じ」


平川紗里奈さん:「すごく今回難しかったけど、答えを出すみたいな部分に怖がらずにトライできたことはよかった。だたもっとやりたいというのは、みんな同じテーマ出されてこれだけ違うからこそ、それを生かして私ももっともっと自分が想定していないこと、それ以上のものを出せるように頑張りたいなって、すごく思えました」


画学生から現代の学生たちへ。80年の時が経ってもその情熱は受け継がれます。

【SBCニュースワイド10月16日放送】