クジラの肉の消費拡大に向けた取り組みです。16日、販売会社や加工業者、飲食店などが参加する商談会が山口県山口市で開かれ、商品や流通経路について情報を交換しました。
商談会は、消費拡大を目指す県や関係団体でつくる協議会が開催したものです。捕鯨・鯨肉販売を行う共同船舶や加工業者や飲食店などおよそ80人が参加しました。
参加者は、下関市などの加工業者が取り扱う商品を試食しながら、商品や流通経路について情報交換しました。
大谷山荘 調理部リーダー 中原明将さん
「30年前の鯨肉と今の鯨肉は、全く別物だなという印象を受けました。いい物はいいと発信していけるようなことを続けたいと思います」
やまぐちの農林水産物需要拡大協議会 霜鳥博史 事務局長
「飲食店はメニューのひとつとして、量販店などは店頭に並べる商材として検討してほしいなと」
水産庁によると、クジラの肉の国内消費量は、全盛期のおよそ60年前から100分の1ほどに減っています。県は「PRを進めて消費拡大を図りたい」としています。