カラオケ店の個室で少女にわいせつな行為に及んだとして、在宅起訴された警視の男(53)について、大阪府警は懲戒免職としました。


▽10代少女2人にカラオケ店個室でわいせつ行為か

 大阪府警が10月16日付けで懲戒免職処分を下したのは、生活安全部の警視・辻本浩嗣被告(53)です。

 起訴状や府警によると辻本被告は、▽今年6月と7月に府内のカラオケ店の個室で、少女(13歳未満)に対しわいせつ行為に及んだ罪のほか、▽その6月の犯行時に、同席していた別の少女(16歳未満)にもわいせつ行為に及んだとして、不同意わいせつの罪に問われています。

 辻本被告は今年8月に逮捕され、その後に処分保留で釈放されたものの、9月24日付けで在宅起訴されていました。


▽犯行のつど現金1万円ほどを…

 府警によると、辻本被告は違法風俗店の摘発などに長く携わってきましたが、今回の事件の被害少女(13歳未満)はいわゆる「パパ活」をしていて、被告と少女はSNSを通じて知り合ったということです。

 辻本被告は今回の犯行のつど、少女らに1人あたり現金1万円ほどを渡していたとみられます。

 大阪地検は辻本被告の認否を明らかにしていませんが、府警の取り調べに対しては「犯罪であると分かりながらも欲望に負け、強い刺激を求め、次々と同じ行為を続けてしまった」などと供述しているということです。