そんな佐々木さんは現在、専大北上高校で英語の教師を務めています。

民謡の世界で華々しい成績を収めてきた佐々木さんですが、教育の現場ではこの春に大学を卒業したばかりの新米教師です。
(佐々木深里さん)
「周りの先生たちに支えられながら何とかやっているが、生徒たちと話すのが楽しかったり、それがやりがいを感じるところで、楽しみながらできていると思っている」

(生徒たちは)
「いつも優しくて生徒思いな先生だと思う。グループワークとかペア学習が多く楽しい授業」
「めっちゃ優しいです。わからないところは放課後に付き添ってわかるまで教えてくれたり職員室で優しく接してくれる」
教師になって半年。慣れないことも多いと話しますが、生徒からの反応は上々なようです。
民謡と仕事の両立について聞いてみると。
(佐々木深里さん)
「民謡は本当に小学校2年生から続けていて、もう生活の一部のようになっている。大変だなと思うところはあまりなく、むしろ日常の一つであり息抜きの一つにもなっているなと感じる」
「授業中に教室で数十人の生徒を指示を通すときの声の大きさだけは民謡が生かされていると感じる」

佐々木さんは学校で郷土芸能部の顧問も務めています。
部員は月に数回各地で開催されるイベントなどで民謡を披露していて、この日はチャグチャグ馬コや外山節などを三味線、唄い手、手踊りがそろって練習しました。
民謡唄い手の一人、そして顧問として生徒に細やかに指導します。
(生徒たちは)
「お囃子の声の出し方や綺麗に聴こえる方法をたくさん教えてもらっている」
「民謡って母音が特殊で上下が激しいので、指で上がったり下がったりを丁寧に教えてくれるので飲み込みが早くなっていると自分で思う」














