コンセプトは地元の誇り「与那原大綱曳」
店内で時刻を知らせるレトロな振り子時計は、前身の伊集商店から受け継いだものを使用しています。そのほか、招き猫の置物があったり、伊集商店のかつての看板を飾ったりと、新しい空間の中にも懐かしい記憶が静かに息づいています。とくに力を入れたのが、大綱曳カラーです!

▼ミージマ共同売店 超代表/大木太平さん
「こちらは与那原大綱曳を再現しています。天井の方に目を移してほしいんですけど これだいぶサイズ的には小さいけど、全て手作りで編んでいる」

店内の手作り”与那原大綱曳”


450年あまりの歴史を誇る「与那原大綱曳」。大木さん自ら編んだミニチュア綱と、約30年前の与那原大綱曳の写真が飾られています。さらに、梁を綱引きの金棒に見立てて、東西の綱が引き合う状況を再現しているんだそうです。大綱曳への愛は、内装だけにとどまりません。

店の看板メニューは「東(アガリ)そば」
看板メニューは「東」の名がつけられた沖縄そば。大綱を連想させる長くて大きな三枚肉が特徴です。昼になると次々と人が訪れ、店内は活気にあふれます。 長年この地域を見守ってきた区長も、そのにぎわいに期待を寄せています。

▼新島区 区長 /具志堅毅さん 「経営者も若くて、お客さんも若い人が集まってきて大変よかったですよ。地域の活性化にもなるし、これからまた新しい店がどんどん増えたらいい」

東そば©ミージマ共同売店