大阪・関西万博は、半年間の会期を終え、10月13日のきょう閉幕します。徹夜で開場を待つ人が出るなど最終日もにぎわっています。

 ゲートの外には徹夜で開場を待つ人など1000人ちかくが並び、博覧会協会は午前9時からの入場時間を20分前倒ししました。

 (京都から)「朝並ぶの頑張りました。子どもたちがすごい楽しみにしていたので、いっぱい楽しませてもらった皆さんに『ありがとう』と言いたいと思ってきょう来ました」
(大阪から)「きょうで26回目。朝来るときから泣きそうになって。寂しいです」
(大阪から)「きょうはありがとうの気持ちを込めてあちこちを回りたいと思います」

 4月に始まった万博。来場者数は右肩上がりで増加し、9月中旬以降は連日20万人を超え、10月12日時点で2529万人を記録しました。さらに。

 公式キャラクター「ミャクミャク」が人気を呼び、オフィシャルストアは連日身動きが取れないほど混雑。グッズ販売も後押しし、運営収支は最大280億円の黒字になる見通しだということです。

 一方、課題も残されています。海外パビリオンの建設に関わった業者への工事費未払い問題です。

 トラブルが起きているのは11の海外パビリオンにのぼり、一部が法廷闘争に発展。閉幕後はパビリオンの解体工事があり再び未払いが起きないか懸念する声も上がっています。

 午後2時からは閉会式が開かれ、次回のの開催国サウジアラビアに、BIE=博覧会国際事務局の旗が引き渡されることになっています。