善光寺など長野県長野市の市街地で10日夜から翌日の未明にかけてクマの目撃情報が相次ぎ、警察などが警戒にあたるなど注意を呼びかけています。

クマが目撃されたのは、10日午後11時前、長野市浅川押田(あさかわ・おしだ)で住民が警察に通報しました。

その後も1キロほど離れた長野市上松で目撃され、午前0時半頃には長野市三輪の柳町中学校の近くでも、警戒に当たっていた警察官がクマを見つけました。

また午前2時ごろには、善光寺の仲見世通りや本堂付近でもクマを捜索していた市の職員が目撃しましたが、その場からすぐに逃げたということです。

クマは午前2時半ごろに仲見世通りの東側で目撃されたのを最後に見つかっていません。

市によりますとクマは体長1メートルほどで、同一の個体の可能性があるということです。

警察や市が善光寺周辺を中心に警戒にあたっていて、住民や観光客に注意を呼びかけています。