後半4分、伊東のコーナーキックに小川がドンピシャのタイミングでヘディングシュートを放つが、相手GKにセーブされる。その直後にはショートコーナーから、堂安のクロスに南野が押し込みゴールネットを揺らした。しかし、南野がオフサイドの判定を受け幻のゴールに。
怒涛の攻めを見せ試合を支配する日本。しかし、パラグアイに一瞬の隙を突かれる。19分、ハーフウェイライン付近から速攻を許し、最後は自陣右サイドからのアーリークロスをD.ゴメス(22)にヘディングシュートを決められる。イングランド・プレミアリーグのブライトンで三笘の同僚の一撃で、1-2と勝ち越しを許してしまう。
日本は21分には鎌田大地(29)、斎藤光毅 (24)。33分にも町野修斗(26)、相馬勇紀(28)とフレッシュな戦力を投入し、ゴールを狙うがボールを回す相手に攻撃の糸口を見いだせない。じりじり時間だけが過ぎていく。それでも後半アディショナルタイム、44分に入ったばかりの上田が、右サイドからのクロスを頭で押し込み、2-2の同点に追いつき、何とか引き分けに持ち込んだ。
2026年ワールドカップアジア最終予選を7勝2分け1敗の1位通過で、8度目となるW杯出場権を獲得した日本代表。今年9月のアメリカ遠征では、メキシコ戦で0―0、アメリカ戦では0―2で敗れるなどノーゴールに終わったが、森保一監督(56)は2日の会見で「これまで通り一戦一戦、勝利にこだわって勝利を目指して戦うということをしっかり持ちながら、チームの積み上げになっていけるように、戦術そして選手を試すというところをチャレンジしていければ」と、意気込みを語った。
【キリンチャレンジカップ日程】
10月10日 日本代表 2-2 パラグアイ代表
10月14日 日本代表 VS ブラジル代表 @東京/東京スタジアム
*写真中央が同点ゴールを決めた上田選手