山形県鶴岡市でクマの目撃が相次いでいます。きのう夜にはクマと普通乗用車が衝突する事故がありました。
クマはまだ付近に潜んでいる可能性があるとして、市と警察が注意を呼びかけています。
警察や市によりますと、きのう午後9時30分ごろ、鶴岡市高坂の県道でクマ1頭を目撃したと通りかかった人から警察に通報がありました。

現場は山形大学農学部の施設からおよそ200メートルの県道349号の道路上です。

クマは体長およそ1メートルで、東の方に向かって行ったということです。
そのおよそ1時間後の午後10時40分ごろ、鶴岡市白山では、県道を走っていた普通乗用車がクマと衝突する事故がありました。運転していた人にケガはありませんでした。
現場は県道332号と338号の交差点で、付近には飲食店やスーパーマーケットもあります。

クマは体長およそ1.2メートルで、車と衝突した後東の方に立ち去ったということです。
きょう午前0時22分頃には鶴岡市井岡の市道で子グマ2頭が目撃されています。子グマは北の方に向かって行ったということです。

鶴岡市では、おととい夜に市の中心部にある鶴岡公園でクマ1頭が目撃されるなど、クマの出没が相次いでいます。

警察や市は、クマは付近に潜んでいる可能性があるとして、近隣住民に対し、家や車庫などの戸締まりをするよう注意を呼びかけています。