公職選挙法違反で書類送検された青森県藤崎町の平田博幸 町長に対して、説明責任を尽くすよう町議が求めています。要望を受け、奈良完治議長は、議員全員協議会を来週にも開くことで調整する方針です。

藤崎町議会の共産党会派・浅利直志 議員は8日、奈良完治 議長を訪ね、平田博幸 町長が公職選挙法違反で書類送検をされたことを受けて要望書を提出しました。

藤崎町議会 浅利直志 議員
「ぜひ町民と議会に説明責任を町長も果たしてほしいという意味で、臨時議会・議員全員協議会をやってほしいと要望します」

平田町長は、この夏の参議院選挙で特定の候補者への投票を呼び掛ける文面を、町の職員へ電子メールやLINEなどで送った疑いで書類送検されています。

先週4日(土)には、町の式典で陳謝しています。

これに対して、町議会では8日午前、浅利議員のほかに町民クラブが説明の場を設ける要望書を提出しています。

藤崎町議会 浅利直志 議員
「分からなかったにこだわっているなら、辞めてもらわないとだめ。いま出張に行っていること自体が、ちょっと軽く見すぎていると思う」

藤崎町議会 奈良完治 議長
「説明責任は政治家は必要だと思います。(町長は)『やらねばまいねべな』と非公式に私と話している。公務の出張でいないことも多いので、細かい打ち合わせはできていない」

奈良議長は、議員全員協議会を来週にも開くことで調整する方針です。