自公連立どうなる? トップ会談も合意ならず
野党から「足元が揺らいでいる」と揺さぶりをかけられる連立与党。

自民党の新執行部と公明党幹部が連立政権に向けた協議を行いました。ただ、公明党の斉藤代表はこの厳しい表情。与党同士とは思えない緊張感が漂います。
1時間半にわたっておこなわれたトップ会談。その内容は…

公明党 斉藤鉄夫代表
「特に歴史認識、靖国問題、過度な外国人排斥の問題については、高市新総裁から詳細な説明があり、我々と認識を共有できたところもたくさんありました。一番時間を費やしたのは、政治とカネの問題」
高市氏も話し合った2点については、気持ちを共有できたと明かしますが…

自民党 高市早苗総裁
「1点については少しまだ時間がかかる話でございますので、内容は申し上げられませんけども、それについてまた改めて協議するということになりました」
本来なら、新総裁が決まれば速やかに連立合意が交わされるのが通例ですが、7日は合意に至りませんでした。
TBS政治部 橋口由侍記者
「自公の協議のなかでも最後まで溝が埋まらなかったのが『政治とカネ』の問題。公明党は衆議院・参議院、両方の国政選挙で公明党が敗北したのは、『自民党の政治とカネの影響をもろに受けてしまったからだ』という総括をしている。改めて公明党は企業団体献金の規制強化を求めているが、自民党内から反発が非常強くて、溝が埋まる見通しもついていない」
公明党が自民党と連立を組んで26年。
連立をめぐっては高市氏や麻生副総裁は、すでに国民民主党との協議を始めています。このまま政治とカネの問題が解決しなければ、公明党との連立解消もあり得るのでしょうか。

TBS政治部 橋口由侍記者
「公明党は自民党と連立を組むことで政策合意を目指していますし、自民党側も公明党の支持団体からの選挙での票が必要になってきます。自民公明両党とも連立を解消するということを本気で考えているとは今言えない状況だとは思う」
連立をめぐる駆け引きが続いています。