花火やマンホールカード、銀行の封筒も…無料なのに相次ぐ“転売”

ごみ袋以外にも転売は様々なところで問題になっています。
千葉市の「幕張ビーチ花火フェスタ」は、チケットは数千円~高いもので5万円と、幅のある価格設定をしています。市民には無料の招待席を一部設けています。招待席は抽選で、当選するとはがきが送られてきます。
2024年、この当選はがきの転売が問題になりました。
対策として▼当選はがきに“転売”禁止記載、▼受付で本人確認、▼HP等で呼びかけなどを行ったところ、2025年には問題になるような事実は確認されなかったといいます。

他にも、下水道事業PRアイテムである「マンホールカード」の転売もありました。
全国各地各自治体でそれぞれ特色のあるカードがあります。下水道への関心を促すために無料で配布されており、原則1人1枚で、特定の場所のみで配布されています。
滋賀・大津市では、ガンダムモチーフのマンホールカードの転売が相次ぎました。
市の担当者によると、「本来の目的とは違う意図で使用されているのは大変残念」ということです。
このような元値が0円のものの転売を、どのように規制していくのかは新たな問題です。
大和田美帆さん:
私もサインを頼まれて、そのサインが転売されていたことがあり、とてもショックでした。
無料のものとはいえど、誰かがお金をかけて作ったものを無料で手に入れて、それを転売するというのは、人としてダメだと思います。

井上キャスター:
それ以上踏み込むことができないことにも、モヤモヤを感じますよね。
最近では、ゆうちょ銀行のATMで封筒が大量に持ち去られることがありました。
フリマサイトでは100枚セットが「SOLD OUT」に。ゆうちょ銀行は「必要以上の持ち去りや転売行為は控えていただきたい」としています。
環境負荷があることから、銀行では封筒を設置しないところも多いですが、封筒があると助かるという人もいるから設置している中で、このようなことがあると、便利な世の中も少しずつ変わってしまうのかもしれません。
==========
〈プロフィール〉
大和田美帆さん
俳優・タレント
音楽療法士・子供心理カウンセラーなどの資格を持つ
大和田獏・岡江久美子の長女 1児の母