動物の持つ「癒しの力」を治療などに役立てる「アニマルセラピー」をご存知でしょうか。
山形県内にもアニマルセラピーを広めようと奮闘する人たちと様々な現場で活躍するわんちゃんがいます。
アニマルセラピー協会の皆さんとセラピードッグたちの新たな挑戦に密着しました!
朝8時、小学校に現れたのは2頭の犬!実は、ある重要な任務をまかされたわんちゃんなんです。

9歳のレイちゃんと同じく9歳のたんぽぽちゃんは県内でセラピードッグとして働いています。


この日は、アニマルセラピストの西川千春さんらとともに子どもたちに「大切なこと」を教えるために山形市立蔵王第一小学校にやってきました。
西川さんたちと学校側のねらいは「動物介在教育」です。動物がいる環境で生活をすることで、思いやりなどをはぐくみ、学習の意欲を高め、人としての成長も促します。

今回は児童たちに「アニマルセラピー」について知ってもらい犬と触れ合うことで動物の持つ「癒しの力」を感じてもらおうと学校で体験学習が実施されました。
授業として開催されるのは県内で初めてです。
アニマルセラピスト 西川千春 さん「ワンちゃんと触れ合うことでいろんな効果があります。心や体の機能回復。心も体も元気になるということです」

アニマルセラピスト 西川千春 さん「犬を介在してセラピストがなるべく会話を引き出すことを気を付けている。会話することで脳の活性化にもなるし、喋ることで嚥下機能の維持にも繋がる。その人の生きがいにつながっているのかなと感じる」

普段、高齢者施設や医療の現場を訪問し活動することの多いセラピードッグたちですが、犬との触れ合いが自主性や自己肯定感を育むことからいま、教育現場でも効果が期待されています。

児童「セラピードッグだから嚙まないとは思っていたけど予想以上にお利口だった」
児童「普通の犬と違ってすぐグイグイくるのではなくて手を出したらすぐに寄ってきてくれるところもかわいかった」

児童「ちょっと怖かったけどそんなの全然なくなった」
