クマの出没により、きのうから山形県米沢市中心部で行われていた交通規制は
きょう午前、危険がなくなったとして解除されました。
2頭いるとみられていたクマはきのう捕獲された1頭のみだったと確認されたということです。
午前6時ごろの米沢市です。市と警察、猟友会がドローンを飛ばすなどしてクマの行方を探しています。

これはきのう午前8時ごろ、米沢市の街中でクマが目撃されたものです。
きのう午後4時40分ごろ、体長1メートル50センチほどのクマ1頭が捕獲され、けさ午前8時半ごろクマは現場から搬送されました。


市によりますと、クマは午前10時ごろに山中で処分されたということです。
近藤洋介 米沢市長「かなり街の中心部で活動していた形跡もあるということから、再び山に返しても戻って来る可能性が極めて高い。こういうことで処分することとする」

市や警察、猟友会は子グマがいる可能性があるとして捜索を続けていましたが、けさの捜索でも確認できませんでした。
そのため市では2頭いるとみられていたクマは1頭であったと判断し、午前8時40分すぎに警戒を解除しています。

今回街に出没したクマは捕獲されたものの、市内ではほかの場所でもクマが目撃されていて、市では夜間や早朝の外出を控えるようよびかけています。
