最上地方に住む70代の男性がインターネットで見つけた株式投資のサイトから
LINEグループに誘導される手口で現金およそ9500万円をだまし取られる
特殊詐欺被害がありました。

SNS型投資詐欺としてはおととしの統計開始以降、過去最多の被害額になります。

警察によりますと今年6月、最上地方に住む70代の男性が株取引に関するインターネットサイトを見つけ、サイト内のURLからLINEグループに参加したということです。

LINEグループでは先生と呼ばれる人物がグループの参加者にお買い得な株の情報などを教えていて、アシスタントを名乗る人物が株の購入方法を教えていました。

男性がアシスタントを名乗る人物に投資に興味があることを伝えると別の人物を紹介され、その人物の指示で機関口座を開設しました。

男性は相手とのやりとりの中で、複数回、入金することになり、7月から9月にかけて自宅などを訪ねてきた証券会社の社員を名乗る女に、合わせて7700万円を手渡しました。

男性が相手に利益を引き出したいと伝えたところ、指導料として1824万円を求められ、後日、証券会社を名乗る女に金を手渡しました。

男性はその後、別の詐欺事件を捜査していた警察から男性に連絡があったことで被害に気が付きました。

男性は合わせて9524万円の被害にあったということです。

これは統計を開始した2023年以降のSNS型投資詐欺で過去最多の被害額となります。