
ボランティア活動のきっかけは「主婦目線」
ランドセルの行き先は、西アジアの山岳地帯の国、アフガニスタンです。東京に本部を置く国際協力NGOジョイセフが行っている「思い出のランドセルギフト」という活動で、これまでに全国から集められた25万個以上が海を渡りました。
アフガニスタンは、内戦の影響で教師や学校施設が不足しているほか、貧困などを理由に、いまだ多くの子どもが学校教育を受けられていません。日本から届いたカラフルなカバンは、教材を運ぶバッグとしての役割だけでなく、これまで教育に興味を示さなかった子どもや親にその大切さを知ってもらうきっかけにもなっています。
(級木美子さん)
「誰かが使ってくれるのがすごくいいなと思ったので、息子に聞いたらその方がいいって言ってくれた」
ジョイセフの活動に賛同した級木さんがSNSを使ってランドセルを募集する活動を始めたのには、主婦ならではの目線がありました。
(級木美子さん)
「送料がかかるので、2学年下の2番目の子どもの卒業と合わせて送れば、(ジョイセフの倉庫がある)横浜までの送料を少し節約できるかなという主婦目線の節約術。その話をお友達のお母さんにしたら、『うちのも入れて欲しい』『そういう風に使ってくれるなら』という話で、まとめるならちょっと大きくお声がけして」