二人をよく知るコーチが語る幼少期

思い出話に花が咲き盛り上がる二人に、ここでサプライズ。引き出しの中から出てきたのはそれぞれの卒業アルバムだ。

卒業アルバムを見る
田中:
めちゃ恥ずかしい。

三笘:
懐かしいですね!

二人はどんな子どもだったのか。当時の三笘選手を知る、さぎぬまSC時代のコーチ・森健太郎さんから見た、三笘選手とは―。

森さん:
(オンラインで)三笘選手お久しぶりです。誰か分かりますか?

さぎぬまSC時代のコーチ森さん
三笘:
覚えています!

森さん:
(三笘は)基本、他の子たちと変わらず素直で良い子。シャイな部分があって、どちらかというとふざけている子を離れたところから見ているところもあったような子だったかなと。毎年夏に合宿があって、最後に思い出を文集にまとめるということがある。多くの子どもはサッカーの事を書いているんですけど、(三笘は)「スイカ割り一番最初に割れて嬉しかった」と。

三笘:
書いたなー!笑

森さん:
当時、小学校低学年で一緒にボールを蹴っていた子どもがプロの世界で活躍しているのを見ると素直に嬉しいなと思っています。

三笘:
有り難うございます。けっこう僕のことを見ているというか、そんなに記憶にあったんだなと思いましたね。僕は当時何を考えていたのか分からないので嬉しいですね。スイカ割り、覚えています。僕が割ったので最初に。それを書きたかったんだと思います(笑)。懐かしいですね。

近藤:
もうひとかたいらっしゃいます。

思わず立ち上がる田中選手
田中:
全然違うじゃん!ビデオだと思ったら生じゃないですか!お久しぶりです。

田中の前に現れたのは、さぎぬまSC時代のコーチ・井上達也さん。当時の田中を次のように振り返る。

井上さん:
「負けず嫌い」「一生懸命」「本気」という言葉が似合う選手だったと思います。

近藤:
どうですか?変わらず今でも?

田中:
変わらないですね、そこは。

井上さん:
家を整理していたら送ってくれた年賀状(が出てきた)。

田中:
とんでもねー年賀状おくってるんですね。「今年もよろぴく」だって。笑

井上さん:
確かにそういうひょうきんな一面もある子だったというのを思い出しました。

とんでもない年賀状を…
井上さんには忘れられないエピソードがある。それは田中が小学校3年生、サッカー人生で大きな決断に迫られた時のことだという。

井上さん:
碧は川崎フロンターレのセレクションに受かって。さぎぬまSCを辞めるか悩んでいた時に、宮前平のファミレスでお母さんと碧と3人で話をした。

田中:
それがなんなら1番覚えている。2回行ったっすよね?1回行って決まらなくて、2回行った記憶ある。

三笘:
すごい、めちゃくちゃ悩んでますね。

田中:
めちゃくちゃ悩んでる!全然決められなかった自分まで覚えてます。ドリンクバーひたすら飲んでた。笑

井上さん:
最終的にはあそこで決断したことが今につながっていたので、素晴らしい決断だったんじゃないですかね。

田中:
頑張ります!マジで頑張ります!