自衛隊基地整備工事が進む西之表市の馬毛島近海で先月20日に発生した船の衝突事故で、国は、作業船の前方確認が疎かになったことが原因と、県に連絡しました。県は国に対し再発防止の申入れを行いました。
事故は先月20日、西之表市の馬毛島から南におよそ2キロの海上で、工事関係の作業船と工事の警戒船であった漁船が衝突したもので、漁船の乗組員1人が軽傷を負い、漁船は沈没しました。
作業船は工事の作業を行った後、当時日本近海にあった台風から避難するために移動を開始したところ、前方確認が疎かになり、漁船に衝突したということです。
事故を受けて国は、見張り員の適切な配置の徹底や安全教育の徹底などの再発防止策を県に連絡しました。
県は国に対し、事故の再発防止や安全確保に万全を期すとともに、工事関係者への周知徹底を申し入れたということです。