「半端ない」専門店のキッチンカー

平日に都内や横浜などのオフィス街に出店するキッチンカー『ライオン亭』は、ジャークチキンの専門店。
オリジナルスパイスと手作り塩こうじに漬け込んだジャークチキンは、外はカリッと中はジューシー。一番人気の「ジャークチキンライス」(900円)は、多い日には1日100食近く売れるといいます。

トッピングは、プラス100円でハラペーニョやフライドガーリックなど5種類から選べます。
「10回ぐらい食べた。柔らかいお肉がプリプリしていて美味しい」(20代女性)
「スパイスの香りは良いし、味も染みこんでるし、半端じゃない」(40代男性)
「かけるだけ調味料」で自宅でも
スーパーやカルディなどでも、鶏肉にまぶして焼くだけで簡単にジャークチキンが作れる調味料が様々販売され、その人気は家庭にも広がっています。

その背景にあるのが…
“チキンステーキの味のバリエーションが少ない”問題。
Q:チキンステーキの味付けは?
「塩・こしょう(笑)」(40代女性)
「照り焼きしか作らない」(40代女性)
「焼くなら、味噌とか塩こうじとか」(50代女性)
神奈川に暮らす女性(30代)も「普通の照り焼きに飽きちゃった時に作る」と話し、自分でオールスパイスやクミンなどを合わせ、オリジナルの味付けで一晩漬け込む本格派ジャークチキンが家族にも好評だといいます。

30代女性:
「子どもたちも結構喜んで食べてくれるので、レパートリーが増えて良かった」
人気拡大で専門店も登場
ジャークチキンがメインの店も登場しています。
3月にオープンした『大崎JERK BASARA』(東京・品川区)の1番人気は、王道の「楽園ジャークチキン」(1518円)。

11種類のスパイスとハーブに加え、3種類の野菜ペースト、ライム果汁を合わせたソースに、国産の鶏肉を24時間漬け込み、450℃のオーブンで一気に焼き上げたこだわりの一品です。

商品開発・久米 篤さん:
「オープン当初は、『ジャークチキンが何か分からない』お客様も多かったけど、今はわざわざジャークチキンを食べに足を運んでくれることがすごく増えた」

また、物価高が続く中、“鶏肉の価格が安定している”ことも広がりをみせる要因の一つとなっているようです。
(THE TIME,2025年10月2日放送より)