中には、マンガのように吹き出しがある作品も。

「かんばんのないコーヒーや」はそんな作品のひとつです。

主人公のオオカミくんが初めてのお店に入る場面ですが…。店主のクマくんの気難しい表情。常連客ばかりのお店での気まずい空気が伝わる一コマです。

内藤秀因水彩画記念館 後藤恵 学芸員「コーヒーやに初めて入った時の緊張感や、それを越える素晴らしい一杯に巡り合えた感動がよく表現されていますよね」

セリフが入る前の貴重な原画も展示されています。生き生きとした筆遣いや色彩はもちろん、どんなことを喋っているのか想像するだけでも楽しめそうです。

かめおかあきこ原画展は11月9日まで内藤秀因水彩画記念館で開かれています。