2日の県内は晴れて放射冷却が強まり、この秋一番の冷え込みになったところもありました。薩摩川内市では秋の風物詩の「川内川あらし」が今シーズン初めて見られました。
大量の霧が川に沿って流れる現象「川内川あらし」です。
川内川の河口付近にある標高160メートルの月屋山から2日朝、幻想的な風景を見ることができました。
(記者)「月屋山の山頂は涼しい風が吹いています。まるで白い龍が川を下っているようです」
川内川あらしは、よく晴れて冷え込んだ朝に、地上付近の水蒸気が冷やされて霧になり、その霧が川に沿って東シナ海に向かって流れ下る秋の風物詩です。観察を続ける地元住民によりますと、今シーズン、初めて確認されたということです。
(川内川あらし協議会 矢島信一郎さん)「何回見ても心が洗われる新鮮な気持ちになる薩摩川内市の自慢」
2日朝の気温は伊佐市で14.6度、さつま町で15.4度まで下がるなど、県内33の観測地点のうち19の観測地点で、この秋一番気温の低い朝となりました。
今週末は秋雨前線の影響で天気が崩れ、ややまとまった雨が降りそうです。














