こちらは多くの観光客が訪れる南九州市知覧町の郷土料理店髙城庵です。

(鳥刺しを食べた客)
「なんつぁならん!最高。」
「子どものころは、お父さんが鶏をおろして。よく食べました。刺身も含めて。」
「鳥刺しマイスター」がいる店として初めて認定されました。

「鳥刺しマイスター」とは鹿児島と宮崎県の生食加工業者や飲食店など53社でつくる「鶏の生食加工業者協議会」が設けた資格です。講習会の受講や学科試験に合格し、県と協議会が定める基準などをクリアした店と人を認定します。

(鳥刺しマイスター 髙城悟志さん)「マイスター制度を活用することで、飲食店側の食鳥肉に関する正しい理解が得られると思う。それによって、更に鹿児島の食文化、宮崎県の食文化がまた再評価されるのではないかなと思います。」
今回の「鳥刺しは、なぜ生で食べられるの?」の答え。
私たちが「鳥刺し」を美味しく食べられるのは、加工業者や店、県など多くの人たちの影の努力があるからなのです。

疑問を寄せてくださった東京出身の女性は「鳥刺しを食べるときが一番幸せ。こんなにおいしいものをどこでも買えるのがすごい。毎日でも食べたい」と話していました。