今年8月、兵庫県西宮市で起きた死亡ひき逃げ事件をめぐり、捜査対象だった男が自殺しました。警察は容疑者死亡のまま男をひき逃げの疑いなどで書類送検したということです。

 きのう、ひき逃げなどの疑いで書類送検されたのは大阪府豊中市の左官工・平良道広容疑者(55)です。

 捜査関係者によりますと、平良容疑者は今年8月西宮市内の交差点で横断歩道を渡っていた女性(60)をはねて死亡させ走り去った疑いが持たれています。

 警察がひき逃げ事件を捜査する過程で平良容疑者の関与が浮上。別の容疑で任意同行を求めたところ、刃物で自分の首などを切り死亡したということです。

 平良容疑者はひき逃げ事件について任意の聴き取りに対し「一切知らない」と話していたということです。