値上げラッシュとなる10月。食品や飲料は3024品目が値上げとなり、ひと月の値上げ品目が3000品目を超えるのは今年4月以来です。
また、後期高齢者(75歳以上)のうち一定の所得がある約310万人の医療費の窓口負担も増えます。厚労省によると、負担額は平均で年9000円程度増える見込みだということです。医療現場では“受診控え”につながるのではと心配する声も。
10月から何が値上がりするのか?そして、私たちの生活はどうなるのか?社会保障に詳しい第一生命経済研究所・谷口智明氏、ファイナンシャルプランナー・金子賢司氏の見解をもとにお伝えします。
「コーラ1本200円時代」に突入
10月から、3024品目の食品・飲料が値上げされます。値上げ幅は平均で17%。具体的には、加工食品・調味料・歌詞・乳製品・パンなどですが、分野別で最も多いのは「酒類・飲料」で、2262品目が値上げの対象となります(帝国データバンク調べ)。
500mLのコカ・コーラは、なんと200円(税抜き)に。33年前(1992年)は1缶110円で販売されていましたが、その後ペットボトルタイプも自販機に登場し、2014年は150円でした。原材料の高騰などで値段は上がり続け、いよいよ1本200円時代に突入します。