不機嫌な言動で周囲に精神的ストレスを与える「不機嫌ハラスメント(フキハラ)」。ため息や舌打ちで、誰かにプレッシャーをかけていませんか?
エンターキー強打はフキハラ?

山形純菜キャスター:
不機嫌ハラスメント=フキハラは、ため息や舌打ちといった不機嫌な言動で、周囲に嫌な思いをさせることをいいます。
パワハラやセクハラなどとは異なり、国が定めるハラスメントではありませんが、最近注目されているそうです。
では、どういった言動がフキハラにあたるのでしょうか。日本ハラスメントリスク管理協会に聞きました。

▼パソコンのキーボードを強打
これはフキハラに当たるといいます。いかにも自分が不機嫌だということをアピールする目的で、強く打つのはフキハラだということです。
▼そっけない返事
部下の熱心なプレゼンに対して、「…はい」などそっけない返事をすること。
これはフキハラに当たる場合もあるということです。自分が不機嫌で「プレゼンが早く終わってほしい」といった意図が根底にあると、フキハラになってしまいます。
▼眉間にシワ
これも同じく場合によってはフキハラに当たるということです。

慶應義塾大学 満倉靖恵 教授:
眉間にシワというのは、そういう顔の人もいるのでハラスメントではないと思いますが、故意に物音を立てたり、わざと舌打ちや貧乏ゆすりをしたりするのは、周りの人もピリピリしてしまうので、フキハラに当たると思います。
普通のハラスメントと同じで、受け手がハラスメントだと感じたらハラスメントです。フキハラを受けた人の気分が落ちて、それが今度周囲に伝染して、“フキハラパンデミック”といった状態になります。
出水麻衣キャスター:
伝染する前に早めに対処しなければいけませんね。