「厳しすぎる仕事ぶり」が裏目に?国会議員票が伸び悩むワケ

高柳光希キャスター:
茂木氏の“強みと弱み”を、番記者である長田記者が分析しました。

【茂木氏の“強みと弱み”】
党内基盤:△
野党連携:◎
経験:◎
世代交代:△

最年長ということで「世代交代」には△、「経験」と「野党連携」には◎がつけられています。
ただ、党の中でも要職を歴任している状況で、「党内基盤」に△、弱みとされているのはなぜでしょうか。

長田記者:
26日にJNNが独自調査した国会議員票(295人)の動向によると、茂木氏は、小泉氏・林氏・高市氏の3人を追う展開となっており、なかなか党内の支持が広がっていません。

【国会議員票(295人)の動向】
※JNN独自調査 9月26日時点

▼小泉氏…約80人
▼林氏…約50人
▼高市氏…約50人
▼小林氏…30人前後
▼茂木氏…30人前後

幹事長時代に、人事やお金、選挙区での応援などで党内の議員に恩を売る機会はたくさんありましたが、今回の総裁選には生かされていないのが現状です。

その理由について、陣営の幹部は、「茂木氏は政治家になる前に外資系のコンサルに勤めていたため、その名残があるのではないか」としています。

例えば仕事に関して茂木氏は、自分にも仲間にも厳しい面があり、結果を出すために正しいことを言ってはいるものの、その厳しさ・やり方に対する反発もあったのではないかということです。

茂木氏をよく知る周辺の人々からも、「負けず嫌いで、納得するまで、勝つまでやる性格なので、こういった性格が永田町の議員の間ではなかなか馴染まなかったのではないか」という分析する声がありました。