市民の虐殺が疑われるブチャの取材にあたった増尾記者に聞きます。ロシアの主張とは異なる映像が明らかになりましたが、現場では、他にも証言を聞くことができましたか。
私たちが現地で聞いたのは、ロシアの占領下でおきた、あまりに残忍な光景の数々でした。
「井戸に水を汲みに行こうとしたら、女性の遺体を見つけた」との話や、「道路に放置されていた遺体を移動しようとしたら、ロシア兵に『触って動かしてはいけない』と言われた」との証言がありました。
こうした人たちの口から語られる証言はどれも具体的なもので、「フェイクニュースだ」と片付けるのには、あまりに無理があると感じています。映像を提供してくださった男性は、今後、捜査当局に対して、この映像を提出する意向だということです。
ブチャでは、少なくとも403人の市民が犠牲になっていることがわかっています。
「戦争犯罪」の認定には長い時間がかかるとされていますが、公的機関含め私たちも証拠や証言を集めて一体何が起こっていたのかを明らかにしていくことが、残酷な方法で殺されていった市民に対しての責任だと感じました。
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