環境面にも「いい湯」にも貢献している「薪ボイラー」の副産物である「灰」。間伐材や薪を燃やしたものは入浴客に無料で配布しています。

(ていれぎの湯運営会社 大川勢津子専務)
「お客さんに聞いたところ、“害虫駆除や肥料に使っている”」
一方、建築廃材の灰は、産業廃棄物として処分されますが、燃え残った釘は、リサイクル業者に引き取ってもらっているということです。
こうした一連の取組により、2024年度に愛媛県から「スゴeco・優良循環型事業所」の認定を受けました。
そして、ボイラーのさらなる活用も模索しています。
(ていれぎの湯運営会社大川勢津子専務)
「薪が雨などで湿気にさらされないよう、乾燥場所を確保したい。ボイラーの熱を乾燥に加え周辺に計画している農業ハウスの温度管理にも活用できないかとも考えている」
山や街で役目を終えるはずだった木材で「いい湯」にする薪ボイラー。地球は温めず人々を温め、環境と経済の好循環を生み出しています。