それらを適当な大きさに切って乾燥させ、天然の木と建築廃材をそれぞれ別のボイラーにくべていきます。ただ、当初は色々と苦労があったそうです。

薪をくべる温泉スタッフ

(ていれぎの湯運営会社 大川勢津子専務)
「湯の温度が上がらなかったり、温泉に含まれる鉄分が配管をふさいだりするので湯量の調整には苦労した」

大川専務

 配管の交換や沸かす量を調整するなど、約2年にわたり試行錯誤を繰り返しながら課題をクリア。

 今も日中は燃焼時間の短い針葉樹、夜間は長く燃える広葉樹を燃やすなど、時間や天候、利用状況を見ながらの温度管理を心がけているといいます。

 そうした積み重ねで、温泉情報サイトの2024年版ランキングで、中国・四国エリアの総合1位に輝きました。

ニフティ温泉 年間ランキング2024 中国・四国総合1位のトロフィー(中央)

(常連客)
「源泉はぬるめて向かいの湯は熱い。その温度差があるし、ゆっくりできるので、自分の体調に合わせて入っている」
「源泉はぬるめだし夏場は最高」
「5~6年前から通っている。入浴後は最高に心地よい気持ちで帰っている」