「国民スポーツ大会」などのため、滋賀県を訪問中の天皇皇后両陛下は、きょう、バドミントン競技を観戦したほか、県内の盲学校を訪問されました。

天皇陛下とブルーのセットアップ姿の皇后さまは午前10時ごろ、大津市の競技会場に到着し、出迎えた関係者と挨拶を交わされました。会場ではバドミントンの試合を観戦し、関係者の説明に熱心に耳を傾け、うなずきながら熱い視線を注がれました。

午後には彦根市の県立盲学校を訪問し、中高生たちが点字新聞で封筒を作る授業を見学されました。

天皇陛下
「作業はどうですか」
生徒
「楽しいです」

皇后さま
「難しいところはありますか」
生徒
「下のテープを剥がして丁寧に折ることです」

封筒は、来月行われる「全国障害者スポーツ大会」のバザーで販売されるということです。

また、両陛下は盲導犬と生活する人たちと交流。暮らしぶりについて尋ね、両陛下が盲導犬について「お利口ですね」と笑顔で話される場面もありました。

2日間の日程を終えた両陛下はこの後、帰京されます。