今年6月に警察庁が各都道府県で実施した自転車に乗る際のヘルメット着用率の調査で、宮城県は全国平均を3年連続で下回りました。

この調査は、自転車に乗る際のヘルメット着用がおととし4月に努力義務化されたことを受け警察庁が毎年、全国で行っているもです。調査の結果、県内でのヘルメットの着用率は去年より2.4ポイント高い15.5%でした。全国平均は21.2%で3年連続で全国平均を下回りました。

着用率が最も高かったのは愛媛県の70.3%で最も低かったのは大阪府の7.2%でした。
県警によりますと、今年1月から先月末まで県内で起きた自転車が関係する事故での死傷者は361人にのぼり、そのうちヘルメットを着用していたのは53人で着用率は14.7%だったということです。

県内では、30日まで秋の交通安全運動が行われていて、自転車のヘルメット着用の促進などが重点目標になっています。