ホームラン王は誰の手に?残り3試合、ライバル選手とは2本差 

南波キャスター:
チームへの貢献が最優先である一方、我々は大谷選手の個人成績も気になります。

3年連続のホームラン王の偉業達成へ邁進する大谷選手は、9月27日の試合・第3打席で、4試合ぶりの54号ホームランを放ち、2024年にマークした自己最多に並びました。

一方で、大谷選手とホームラン王を争うライバルである、フィリーズのカイル・シュワーバー選手も26日の試合で2本のホームランを放ち、ホームラン数は56本になっています。

両選手ともに今季、残り3試合となっています。現時点では、シュワーバー選手が大谷選手を2本上回り、一歩リードしている状況です。

大谷選手は、打率2割8分、ホームランは54本と、打率とホームランの割合のバランスがいいです。

一方で、シュワーバー選手は、2025年は打率2割4分にホームラン56本とバランスのいい割合ですが、2023年に至っては、打率1割台で40本以上ホームランを打っています。とにかくホームランに特化しており、もはや“ホームランバッター”といえます。

では大谷選手は、シュワーバー選手に敵うのか。

元メジャーリーガー・五十嵐亮太氏は、「大谷選手は好調で、あと2本は打てる。シュワーバー選手が打てない場合、シーズン56本で並ぶのでは」と指摘しています。

また同じく、元メジャーリーガー・田口壮氏は、「大谷選手は残りの試合、HR王争いに集中できるので、1試合1本で、シーズン57本の逆転もあるのでは」とみています。

日比麻音子キャスター:
大谷選手は、チームへの貢献ももちろん考えていらっしゃるとは思いますが、ぜひとも気楽に、ホームランを打つことに集中してもらいたいと勝手に思ってしまいます。

高柳光希キャスター:
シュワーバー選手は、過去に1日4本のホームランを打ったときもありました。

南波キャスター:
本当に、シュワーバー選手のホームラン固め打ち(少ない試合数で複数の安打を放つこと)には目を見張ります。しかし、シュワーバー選手は、打てない時期はホームラン率も低く、特に今年の9月で比較すると、大谷選手の方がホームランの本数が多いので、ホームラン王を期待したいと思っています。