「催涙スプレー」購入のために必要なもの

日比麻音子キャスター:
催涙スプレーを購入するときに、確認や説明はありますか。

小倉直樹 記者:
催涙スプレーは、セキュリティショップやインターネットなどで購入できます。店頭で購入する際は、お店によっては身分証の提示を求められる場合もあるそうです。一方インターネットで購入する場合は、クレジットカードの情報が身分証の代わりにもなるということです。

南波キャスター:
先ほどむやみに噴射してはいけないことや、誤噴射でも仮にけが人がいれば過失傷害に当たる可能性もあるという話があったと思います。もし、人がある程度いる中で襲われたときに、自分は正当防衛だと思って噴射をしたものの、他の方にかかってしまった場合は、どう判断される可能性がありますか。

小倉直樹 記者:
正当防衛であっても、襲ってきた相手以外の全く関係のない第三者にかかってしまった場合は、やはり傷害罪に当たる可能性があります。そのため、しっかりと狙った人に当てられるように、所持するのであれば普段からシミュレーションを行っておくことが重要です。

南波キャスター:
「ガス型」よりも、直接狙える「水鉄砲型」の方が周りに対して安全に使える可能性があるということですね。

小倉直樹 記者:
専門家も「ガス型」は風の向きによっては、自分自身にかかってしまう危険性もあるため、「水鉄砲型」の方がリスクは低いと言っていました。

日比キャスター:
催涙スプレーを使用・所持する場合には、様々なリスクも考えてうまく使っていきたいですね。

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<プロフィール>
小倉直樹
TBS報道局 社会部
警視庁捜査一課・捜査三課などを担当
闇バイト強盗や外国人窃盗団を取材