山形県の海沿いに位置する鶴岡市の変電施設で、設備に大量の放水が行われていました。

緊急事態が発生したわけではなく…これは電線を支える「碍子(がいし)」と呼ばれる設備をきれいにする作業です。

海に近い変電所では、塩分が碍子(がいし)に付着し、その量が多くなると漏電して停電につながる恐れがあることから定期的に洗浄が行われています。
特にこれからの時期、日本海側では海からの風が強くなることから作業員は念入りに洗浄作業を行っていました。
ここ鶴岡変電所はおよそ2万1000戸に電力を供給しているということです。


東北電力酒田電力センター・荒川光威副長
「これまでも塩害が原因と思われる事故も発生していて、それらを未然に防止する対策として庄内地区では安定供給のためには必要な作業です」


東北電力では今月、ここも含めて庄内地域8か所の変電所で洗浄作業を行う予定です。
こうした洗浄作業で、私たちの使う電気が守られています。