デジタルヒューマンが、観光案内をする県内で初めての取り組みが、広島県廿日市市の宮島口で始まりました。

観光客でにぎわう宮島口の旅客ターミナル。併設する観光商業施設、「etto(エット)」の2階で行われているのが、デジタルヒューマンによる観光案内の実証実験です。

生成AIが搭載されているデジタルヒューマンの「CONN(コン)」と対話することで、旅のモデルコースを提案してくれます。

岡山からの観光客
「最先端の技術を駆使して開発されたものだなというのが伝わってきた」
「外国のかたもこれで観光しやすくなったら、もっと広島の魅力が伝わりやすくなるんじゃないかと思った」

「CONN(コン)」は日本語だけでなく英語や中国語にも対応しています。画面に表示されたQRコードを読み取ることで、モデルコースをスマートフォンで確認することもできます。

NTTドコモビジネス 松尾浩一中国支社長
「これから少子高齢化時代になるので、デジタルの力を使って観光を盛り上げたい」

広島県観光連盟 山邊昌太郎事業本部長
「まずはモデルコースとして提示をしているが、将来的にはたくさんの選択肢を提示できるのではないかと思う」

デジタルヒューマンによる観光案内の実証実験は国内で2回目。県内では初の取り組みになります。