大雨で274台の車が浸水した三重県四日市市の地下駐車場で、止水板が故障したまま、およそ4年間放置されていたことがわかりました。

国土交通省中部地方整備局 三重河川国道事務所 伊藤秀則 副所長
「利用者の方々にお詫び申し上げる次第である」

三重県四日市市の地下駐車場「くすの木パーキング」には今月12日、大量の雨水が流れ込み、274台の車が浸水しました。

2か所の出入り口には国土交通省が管理する電動式の止水板がありましたが、当日は動かず、国土交通省はきょう、この止水板が2021年11月に故障していたと明らかにしました。

翌月に国土交通省も報告を受けていましたが、国と運営会社のどちらが修理をするか決まらず、故障したまま、およそ4年間放置されていたということです。

40代
「おかしいです、それは。そのまま放置なのかって話ですよね」
50代
「(利用者のことを)考えると勘弁してほしい。知り合いも実際に被害にあっているので」

国は、今後の補償や責任については、事実確認ができるまで回答できないと説明しています。