工事費用“約271億円不足” 物価高や収入減少も値上げの要因

工事はこのほかにも、名古屋市上下水道局の大治浄水場など各所で行われていて、費用はさらにかさむため、水道使用料金を値上げせざるを得ない事情がありました。

(安達課長)
Q.工事のお金が足りてない?
「試算したところ、令和10年度末までで水道下水道あわせて、約271億円不足する計算」

さらに、水道使用料金の値上げの理由は他にも…

(安達課長)
「昨今の物価高騰で、資材価格や人件費含め費用が増加していて、当局が支出する費用も大幅に増加している。その上で料金収入についても、節水機器の普及などで使用水量が年々減少し、料金収入も減少している」

市の上下水道局も民間企業と同じく、収入がなければ成り立ちません。今後のさらなる人口減少で、水道使用料金の収入減少の傾向は加速すると、市は危機感を抱いています。