名古屋市 値上げのワケは“施設の老朽化”
長引く物価高の中での今回の値上げ。市の苦渋の決断にはワケがありました…
名古屋市緑区にある鳴海配水場。浄水した水を各家庭に届けるための重要な施設です。こちらの配水場では、緑区の全域など約27万人に水を供給しています。
(名古屋市上下水道局経営企画課 安達博紀課長)
Q.大きな建物がありますが、これは何ですか?
「これは鳴海配水塔。配水池に集めた水をくみ上げて、高さを利用して各家庭に水道水を供給する施設」
配水場は、浄水場から送られてきた水道水を配水池に一時的に貯水し、各家庭へ送るための施設。これがなければ水道水を利用できないのです。


(松本)
「広大な空間。(地面より)20メートルくらい深くなっている」
(安達課長)
「ここは鳴海配水場の第2号配水池」
Q.水がたまる場所?
「そうですね」
鳴海配水場が建設されたのは、今から約50年前。施設の老朽化が進んでいることから現在、水道水を貯蔵する配水池の工事が行われていて、工事費用は約44億円。
