千葉県銚子市が発注する道路工事などの入札情報を漏らしたとして、市の職員ら6人がきのう(25日)書類送検されたことが、捜査関係者への取材でわかりました。

官製談合防止法違反などの疑いで書類送検されたのは、銚子市都市整備課の41歳と29歳の職員と、銚子市水道局の48歳と33歳の職員です。

4人はおととし7月から今年1月までの間に市が発注した道路修繕工事など12件の入札情報を、市内の建設会社2社に漏らした疑いがもたれています。

漏らしたのは、最低制限価格を算出するのに必要な直接工事費などということです。

また、市内の建設会社2社の担当者2人も、公契約関係競売入札妨害の疑いで書類送検されました。

調べに対し6人はいずれも容疑を認めていて、職員は「業者と良好の関係が築けると思った」「業者から懇願されて同情してしまった」などと話し、業者は「少しでも売り上げを伸ばしたかった」などと話しているということです。