スマホの普及でいま注目が高まっているのが「デジタル終活」だそうです。もしあなたが亡くなったら…、残されたスマホの中に家族に見られたら困るもの、ありませんか?

■スマホを整理“デジタル終活”注目高まる

突然ですが、「デジタル終活」という言葉、知っていますか?

70代
「初めて聞きました」 

20代
「アカウントを企業の方が調べて、印象が悪かったりしたら、内定を取り消しされてしまったり…」
Nスタ
「そっちの“就”活じゃなくて…」
20代
「“終わる”?」
「そっち?」

「デジタル終活」とは、スマホやパソコンなどのデータやネット上の個人情報を生前に整理して、死後に家族が引き継げるよう準備をしておくこと。これが十分でないと…

【国民生活センターの相談事例】
60代男性
「亡くなった兄が利用していたネット銀行の契約先がわからない」
80代女性
「夫が契約したサブスクの請求を止めたいが、IDとパスワードがわからない」

残された家族がトラブルに見舞われるケースが相次ぎ、国民生活センターが注意を呼びかけるなど、いま注目が高まっているんです。

40代
「家の手続きとか口座もそうだけど、後々…(親とは)別で暮らしてるから、家のこととか。親にはやっててほしいです」
50代
「いま携帯でしか生活していないので。キャッシュカードからそういうのも全部携帯なので、それを止めてもらったりしてもらうのに残す必要が必ずあると思います」

デジタル終活については、こんな調査も。『死後に家族や他人に見られたくないデジタル情報』。1位は「LINEの履歴」、次いで「SNS」「写真・動画」という結果に。

街の皆さんはスマホに人に見られたら困るモノ、ありますか?

40代
「何かあるかな…、いろいろ」
20代
「アニメとか好きだから、いろいろゲームで課金したりしていて、明細とか見られて、この子、こんなに使ってこんなの見てたんだとなると困るかもしれない」

30代
「自分のカメラフォルダとか、インスタの投稿を見られたくないから、自分がいるうちに全部消したいかも。どうでもいいのとか撮ってたりするし、変な写真もあるからめっちゃやだ」

やはり人それぞれ、家族にも知られたくないことはあるようです。

30代
「私、結構見せられないかも」

中でも、こちらの女性は…

30代
「もう10年以上ずっとLINEとかをデータを残してる人なんで、それこそ結婚してるけど、昔の彼とか、LINEも残ってるし、写真とかも全然消さない人なので」

調査によると、自分が亡くなった後に誰かにアカウント削除や整理を依頼している人は1割にも満たず、大多数の人が「考えていない」とのことでした。