“後継者不足”の解決に取り組む町も 釣り愛好家を後継者に!?

井上キャスター: 
高齢化に伴い“漁師の後継者不足”の問題も深刻になっています。これを何とかしたいと、静岡・西伊豆町が町を挙げてプロジェクトを始動しました。

2023年に開始した、“釣り愛好家”を漁師にするプロジェクトです。

町が漁業に興味を持っている「釣り愛好家」と漁業関係者をつなぎ、個人では難しい「漁業権」の取得をサポートすることで、釣り愛好家に漁師になってもらい、後継者不足を解消しようという取り組みです。既に東京などから移住した3人が漁業権を取得するなど、成果も出ています。

井上キャスター:
日本はもちろん、世界中でも少子高齢化が続くと言われている中で、日本が課題を解決するモデルさえ作ることができれば、反転攻勢も見えてくるのではないでしょうか。

TBSスペシャルコメンテーター 星浩さん:
しかし、その一部は外国人に担ってもらうしかないですよね。人手不足を考えると、日本には、排外主義を唱えている暇はないように思います。

出水麻衣キャスター:
1回途絶えてしまうと、今まで積み重ねてきたノウハウが失われてしまいます。それは止めていかなければならないので、すごく素晴らしい取り組みですよね。

井上キャスター: 
SNSを使って世界中に発信することで、世界中から人に来てもらって、違う形で繋いでいくという方法もありますよね。

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<プロフィール>
星浩さん
TBSスペシャルコメンテーター
1955年生まれ 福島県出身
政治記者歴30年