列車や線路の不具合など、緊急時における運転士らの対応技術を競うJR九州の初めての大会が、大分市で開かれました。
大会には列車の運転に携わるJR九州の社員、およそ170人が参加しました。

大会は3つの部門に分かれて行われ、整備担当者の技術を競う部門では、車両に発生した異常箇所を制限時間内に発見し、的確な対応ができるかが審査されました。
また、乗務員の対応力を競う部門では、列車が停電で緊急停止した想定で行われ、運転士や車掌が乗客に安全な下車を促す対応が求められました。
(参加した運転士)「個人的には冷静に取り組めました。ただ実際に現場でこのようなことが起きるときょうぐらい冷静でいられるか自信がないのでこれからもっと訓練を重ねようと思います」
JR九州では、今後もこうした大会を定期的に開催し、社員の安全意識向上につなげたいとしています。