「日本一の星空」と称される南信州=長野県阿智村の夜空。これを背景にしたウェディングフォトが全国から注目されています。そのロマンを求めて訪れる夫婦と、一生に一度の記念を収めるフォトグラファーを追いました。
午後9時を過ぎ、辺りが暗闇に包まれた阿智村。

天気に恵まれると観ることができる夜空は星たちが瞬き、「日本一の星空」とも称されています。
そこへ、タキシード姿の新郎、純白のドレスをまとった新婦がやってきました。

松井建太郎さんと妻の弘子さんです。都内で暮らす2人が星空を求め、南信州まで来たのには理由がありました。
松井建太郎さん:「僕たちは今年の七夕の日に籍を入れたので、七夕にちなんで星空の下でウェディングフォトを撮りたいと思い調べていたら、阿智村が日本一の星空だと知ったので訪ねてきました」
一生に一度の思い出になるウェディングフォトを撮影するためです。
担当するのは住み込みで村内で働く曽我虹輝(そが・こうき)さん28歳。全国で結婚をはじめ七五三や成人式など記念写真を撮影しています。

曽我虹輝さん:「一生に一度ということで非常に責任のある仕事だと思うので一組一組お客さんに真摯に向き合って撮影することを心がけています。日本一の星空のもとで一生に一度の記念写真を撮れるということで僕も楽しみにしています」