鹿児島空港できのう23日、出発前の日本航空の機内で煙が発生し、乗客乗員200人以上が避難したトラブルで、煙は発火によるものではなく、オイルが気化したものだったことが分かりました。

日本航空によりますと、鹿児島空港で23日、午前10時55分 鹿児島発 東京・羽田行きのJAL644便が出発前に、エアコンなどに使う「補助動力装置」を作動させたところ、煙のようなものが発生しました。

このため、機長の指示で、乗客・乗員あわせて245人が避難しました。けが人はいませんでした。

機体を点検した結果、煙は発火などによるものではなく、オイルが気化したものだったことが分かったということです。

その後、機体は、安全性に問題ないと確認されたということで乗員のみを乗せて、23日午後2時半過ぎ、羽田空港に向けて離陸しました。

日本航空が引き続き、オイルが気化した経緯など、詳しい原因を調べています。