水の入ったペットボトルに拾ってきたマスク…周囲を浸食する「ゴミ屋敷」

 神戸市北区の鈴蘭台。三宮へ通勤する人が多い閑静な住宅街です。この街に住む田中さん(仮名)はある場所に頭を悩ませています。

(鈴蘭台に住む 田中さん(仮名))「(Qすごい量)毎日のように持って帰りますのでね」

 家の玄関の周りに積み上げられた大量の「モノ」。水の入ったペットボトルに、軍手や鍋といった日用品などが山積みになっています。
20250922_gomiyasiki-000054534.jpg(田中さん(仮名))「(Qマスクが…)拾ってきたマスクだと思うんですけどね。こうして干してある。風がきつかったらみんな落ちてしまう。道路際に落ちてきたら車が通れなくなる。そういう意味でも本当に片づけていただきたい」

 玄関の奥に見える灰色の住宅。そこに一人で暮らす男性が6年ほど前からどこかからモノを拾ってきて溜め込んでいるというのです。横から見てみると、玄関だけでなく家へと続く階段にもギッシリと詰まっているのが確認できます。
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 この家は道路に面した玄関から階段をおりた先に建っています。この階段がある斜面や隣接する土地は神戸市が所有していますが、そこにもモノがあふれて置かれている状態です。