高知市出身の絵本作家、柴田ケイコさんの代表作「パンどろぼう」の人形劇が、21日、高知市で開かれました。

人形劇は2024年度、関西で行われた公演が好評だったことから、2025年度は、全国各地で行われています。四国では初めての開催で、21日は、県民文化ホールにおよそ800人が来場し、全席完売。グッズ売り場にも長蛇の列ができ、家族連れで賑わいました。

(愛媛から)
「奥さんが調べてくれてて、申し込みは何か月か前からした。楽しみにしてます」

物語は「パンらしき」ものがパンをかついで逃げてくるところから始まり、その「パンどろぼう」の正体にせまるお話です。

「美味しい!」

お茶目で憎めないパンどろぼうが巻き起こす事件に客席からは笑い声が聞こえ、盛り上がりました。公演の最後には、柴田ケイコさんが登壇。「パンどろぼうを知ってもらう機会が増えてうれしい」と思いを語り、大きな拍手がおくられました。

(来場者)
「本を持ってるんで、本とどんな感じに似ているかが見てみたかったので楽しかったです」

(絵本作家 柴田ケイコさん)
「最初の公演を見たときから、地元の高知県の人たちにも見ていただきたいという思いはあったので、それが本当に叶ってよかったなと思っています。長い間、親しまれるキャラクターであってほしいと思ってます」

絵本の世界の人気作品を人形劇で楽しんだ観客たちは満足した表情を見せていました。