「ひたむきに泥臭く」“チームの結束”深めた京都産業大が快勝

 ここ数シーズン、天理大とともに関西の大学ラグビーをリードしてきた京都産業大学。春に取り組んできた“リーダー10人”の体制を経て、この秋、伊藤森心選手が主将に就任し、よりチーム内の結束が深まったといいます。

 (京都産業大学 伊藤森心主将)「我々はチャレンジャー。昨シーズンも、春も負けて優勝を逃している。とにかくひたむきに、泥臭く京産らしいラグビーをしようとみんなで話をしてきた」

 この日は京都産業大学らしい、力強く安定したセットプレーを軸に優位に試合を進めると、持ち味の縦への強さを見せて着実に得点を積み重ね、試合開始から摂南大学を圧倒しました。

 廣瀬佳司監督が「ディフェンスもアタックも、準備してきたことをしっかりと出してくれた。非常に満足している」と話したように、敵陣深くに攻め込んだ後、確実に得点に結びつける攻撃力に加え、春には課題となっていたディフェンス面でも成長を見せて、60対0と摂南大を寄せつけませんでした。

 それでも「スクラムもモールも、これからもっともっと強くなれる。戦いながら成長していきたい」と話した廣瀬監督。強さの中にも成長への手ごたえを感じさせる戦いぶりを見せた京都産業大学が開幕戦快勝です。